薪ストーブユーザーで
「杉の薪ってどうなの?」とか「使えるの?」
とかっていう議論はこれまでにたくさん記事として見てきましたが、それぞれ使用している薪ストーブや環境によっても変わってくるよなぁ、と思います。
この記事ではあくまで我が家の環境における杉薪の使い方、という内容で記事を書いてみようと思います。
結論を言うと
「もちろん杉の薪も全然使えますっ!」
です。
杉は入手しやすいし、そのストーブが適応していれば薪として使用するにはもってこいな点もありますよね。
僕なりに考察してみました。
薪にするのは針葉樹?広葉樹?
木を薪として使用する場合、針葉樹、広葉樹、どちらも使用できます。
だけどほとんどの人が「樫」とか「ナラ」の薪に代表される広葉樹を使用しているのではないかと思います。ウチも杉の薪より樫やケヤキ、ナラの薪を使用しています。
なぜか?
それは広葉樹のほうが長く燃えてくれるから。
燃焼させる木には密度があります。
それは「比重」という単位で数値化していて、木の種類によってそれぞれ違います。比重とは水を1とした場合の「木の密度」を表すものであり、例えば杉とケヤキを比較した場合、下記の表となります。
杉 | ケヤキ | |
比重 | 0.38 | 0.6 |
比重が高い木ほど「木の密度」が高いと言え、杉よりもケヤキのほうが密度が高いと言えます。
例えば同じ質量の杉とケヤキを燃焼させた場合、比重が低い杉のほうが燃え尽きるのが早く、ケヤキのほうが長く燃焼します。
言い換えるとケヤキの燃焼時間に匹敵する様に杉を薪を使用するには、それなりにたくさん使用しなければ「ケヤキにゃ勝てない」ということになります。
杉を薪と使用するのも問題ありません。ただ、薪の投入を頻繁にしなければならず、面倒が増しますので、我が家では広葉樹に代表され、比重の高い「樫」や「ナラ」などを使用しています。
杉薪と保管スペースのこと
「ウチは薪の入れ替え、全然面倒ではないよ」
という方は杉の薪でも全然オッケーです。
前述したとおり「たくさん使用する」ので、比重が高い広葉樹に比べたくさんの薪を用意する必要があります。
そのため杉の薪を使用する場合は広葉樹の薪に比べ、たくさんのスペース、薪棚が必要になってきます。
焚付(たきつけ)用としては最高
杉は実際に薪割りをやってみるとわかるのですが、広葉樹に比べ非常に楽です。
気持ち良いくらいパッカーンパッカーンと割れます。
しかも繊維が素直にまっすぐなのでキレイに割れます。
細かくなるまでまっすぐ割れるので我が家では焚きつけ用として使用しています。
また春先、暖かいときにそれほど長く燃やす必要がない場面などでは杉薪を燃やすこともあります。ですので、手に入る時は杉の薪もありがたく頂いております。そのときの記事→日中は卒業写真。帰って杉の薪を燃やす
それに比べて梅の木なんかはねじれてねじれて無理やり割ったりチェンソーでカットしたりします。梅の木は比重も高くて僕は好きなんですけどね。
真っ直ぐであれば。最高っす。日中は卒業写真。帰って杉の薪を燃やす
2022年も梅薪をいただけますように!
2022年といえば年明けに薄っすらと雪が降りましたね〜!
雪に弱い都会ですが、今回も東京などでは大変だったみたいです。ウチの方はそれほど降らなかったのですが、楽しめるくらいには積もりました。
我が家の焚付も少し減ってきましたね。
杉で焚付を作りましょうかね!
コメント
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