薪ストーブを導入すれば部屋全体を朝まで暖かくすることができ、また、その暖かさをキープしたまま、長時間、数日、数ヶ月に渡り部屋を暖めることが可能です。
この記事では我が家で実践している就寝後の薪の燃やし方についてお話していきます。
朝まで暖かく部屋の温度をキープするためには、薪ストーブが朝まで稼働している事が必須条件です。
我が家では冬のシーズン、24時間薪ストーブを稼働させていて消えることはほとんどありません。
現在はコロナのこともあり、2〜3日旅行で家を空けることもなくなりました。長くて買い物に行く、妻の実家に遊びに行く、など長くても5時間程度の外出のみです。
その際もストーブは火力を落としてつけっぱなしにしています。
もちろん、火災への懸念はありますが、きちんと使用方法を守れば問題なく使用できます。
我が家は22時に就寝、朝6時に起床という生活を送っているのですが、どのようにしているかご紹介します。
大きく乾いた薪を入れる
朝まで暖かくストーブの温度、部屋の温度をキープするには単純に薪を燃やし続ければ良いのですが、就寝中は薪の追加ができない(寝てるから当たり前ですよねw)ため、我が家では少し大きめの薪を投入してから就寝しています。
この大きな薪が朝まで部屋を暖かくするポイントとなります。
単に大きな薪を入れるだけでは途中でくすぶって消えてしまうので、「乾いた大きな薪」というのがポイントとなります。3年くらいは乾燥させてものが望ましいですね。
ある程度の熾火を残す
我が家は2階にベッドがあるのですが、寝る寸前まで火力を上げていると暖かい空気は2階に上昇するため、暑くて寝れないほどになってしまいます。
そのため、就寝前の火力は徐々に下げる様にしており、先出の大きな薪を投入する前は熾火のみになっているのがウチでの理想となっています。
その熾火に就寝用に用意した大きな薪を投入します。投入後はその薪に小さな炎が上がることを確認して就寝します。
空気の量を絞る
朝まで暖かさを残すためには薪が燃え尽きないようにコントロールする必要があります。とはいえ、つきっきりでコントロールできないので、最低限、炎を保てるように空気の量をコントロールして寝るようにしています。
ちょうどとろ火のイメージでしょうか。
この空気量は薪の大きさで決めるのですが何回もやることでなんとなくわかるようになってきました。
注意したいのは空気を絞りすぎて煙突から煙が出てしまう状態にしないこと。いわゆる「くすぶり」はNGです。くすぶったまま薪ストーブの運転を行うと煙突に煤がついてしまいます。
すこーしづつ燃焼させるのがコツとなります。
注意する点など
煙突から煙がでる
環境にもよりますが、空気量を絞り最低限の燃え方をさせた場合、間欠的に炎がくすぶることがあります。くすぶるのは良くないのですが、くすぶることがあっても熾火が残り、木は燃え続けるので熱量は放出され、暖かさは保たれるのですが煙突からはモクモクと煙が出る場合があります。
煙はご近所によっては迷惑がかかったりしてしまうので、周りに家などがないことが条件となる場合があります。
火事にならないか?
薪ストーブ自体は頑丈な鋳物でできているため、周りに燃えやすいものを置かないなど注意すれば火事になることはありません。また、煙突自体が2重になっていることで煙突自体の温度が高くなることが抑えられ、煙道火災を防ぐことができます。
もちろん、煙突自体を適切にメンテナンスすることが重要かな〜とも思います。
消えてしまわないか?
炎は消えても殆どの場合、灰の下で熾火が残るためある程度の温度はキープできます。灰の下に残る熾火はびっくりするぐらいゆっくりとした燃え方をするので、朝のストーブはほんのり温かくストーブ内の灰の下には真っ赤な熾火がまだ残っています。朝はその熾火を元に大きな薪に火をつけるので焚付を置くだけで再加熱が簡単にできます。そのため次の日が超楽ちんでオススメです。
薪ストーブ朝まで暖かくする事は可能?まとめ
いかがでしたでしょうか。まとめますと
・朝まで部屋を暖かくキープできる
・大きく乾燥した薪を使用する
・空気の量を最小限にして朝まで持たせるように調整する
という内容で我が家は冬でも暖かな部屋で過ごすことができています。
環境によりいろいろなやり方があると思いますので、こんなやり方があるよ!という方はコメントいただけると参考になりますのでぜひ!
薪ストーブを朝まで暖かくキープして心地よい生活を!
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